計測・試験のトータルプランナー 株式会社マックシステムズ

マックシステムズ　Averna Technologies社製品の取り扱い開始

株式会社マックシステムズは、Averna Technologies社(本社：カナダ　モントリオール　以下、Averna社)の正規代理店契約を締結し、シグナルジェネレータを含むAverna製品の販売を開始したことを発表致します。

<取扱背景>
近年の自動車におけるRF環境は、ラジオ等の従来のインフォテインメントだけでなく、位置情報を得る為の衛星信号やBT/WiFi/5G通信などのコネクティビティにも広がっています。
多様化するRF環境に応えるために、試験環境もプロトコルが増え、また変更がある度にそれらに対応するハードウェアやソフトウェアが増え、試験手順も複雑になってきております。
弊社では、システムの最小化、スケーラブルでフレキシブル且つ自動化に対応する高効率の試験環境を提供するため、それらの要望に応えることのできる、自動車に関わるRF環境の全てを効率よく試験できる製品を展開しているAverna社と代理店契約を締結致しました。

Averna社は、NIの機器(PXIeシャーシ及びコントローラ、RFモジュール)を採用したAST-1000をリリースしております。AST-1000は、NIの機器を採用することにより拡張性(モジュールの追加、LabVEIWやその他ソフトウェアとの接続)に優れ、小型プラットフォーム構築ができる製品となっております。
Averna社のRFモジュールを使用することにより、デジタルラジオの殆どの信号を発信できるだけでなく(各種Toolkit購入が必要)、BTやWiFi・5G通信とのコネクティビティを提供可能です。もちろん、構成のミニマイズや自動化に関しても提案させて頂きます。

・1つのハードウェア/シャーシで、複数のラジオプロトコルに対応できるソフトウェア定義の信号発信源・一般的なラジオ信号を生成可能であり、Sirius/XM及びHDラジオの標準計測器として認可されております
・標準化されたAPIを備えているため、外部のソフトウェアやテストシステムに安易に追加可能
・CANモジュールやDAQ・電源用モジュールを追加することで、RF信号発信だけでなく他の機能を追加でき計測の範囲を拡張できます
・RF信号の信号カバレッジは、下記を参照下さい



　 <使用例>
パターン1、インフォテインメント
4つの地域のそれぞれに適した異なるプロトコルを
4つのRFトランシーバモジュールでカバーします。



パターン2、テレマティクス
Cellular標準（GSM, W-CDMA, CDMA2000, LTE FDD/TDD, HSPA, EV-DO）
eCall / ERA-GLONASS（緊急通報システム：MSD – Minimum set of Data, SMS, Voice）
GNSS　(GPS, Galileo, GLONASS, QZSS, BEIDOU)



パターン3、RF収録再生
完全な検証ソリューション
・フィールドでの信号試験を、ラボで再現
・ラジオ、テレビだけでなく、GNSS信号も収録再生可能



パターン4、自動運転&ADAS向けGNSS in HIL system(Real-Time Integration)
GNSS in HIL system – Real-Time Integration
・リアルタイムのGNSSシミュレータを使用することにより、現実的な車両性能と位置情報を利用可能
・CANやその他無線プロトコルとの統合や同期が可能



<期待される効果>
・AST-1000とNIプラットフォームの特徴を組み合わせ、全てのグローバルワイヤレスブロードバンド及びコネクティビティテスト規格を満たす「共通テストプラットフォーム」を構築できる
・テストカバレッジが高まり、「製品品質の向上」、「テストサイクルの短縮」「コスト削減」を実現

<お問い合わせ>
お問い合わせフォーム
( https://www.macsystems.co.jp/contact.html )